フレキシブル基板の需要は今後10年間に急上昇する見通し
2012-01-11
株式会社グローバル インフォメーションは、米国の市場調査会社ナノマーケッツが発行した報告書「Flexible Substrates Markets--2012 (フレキシブル基板市場:2012年)」の販売を開始しました。
フレキシブル基板市場は、2017年に12億米ドル規模に成長すると、ナノマーケッツは当報告書で予想しています。
困難な時期の市場拡大策として、ディスプレイ、ソーラーパネルおよびセンサーに、フレキシビリティー(柔軟性)を追加しようとする試みが数々の企業によりなされてきました。フレキシブル基板材料の需要は、そうした傾向によってけん引されています。
フレキシブルディスプレイに関する大量の宣伝にもかかわらず、より多くの収益をフレキシブル基板市場にもたらしているのは、建物一体型太陽光発電(BIPV)部門です。
フレキシブルソーラーパネル用基板は、2017年に5億3,600万米ドル規模に達する見通しです。
BIPVがもたらした新しい建築思想では、PVを建物の一部として捉え、建材とコストをシェアするようになりました。フレキシブル基板は、このような動きを押しすすめる主要な技術となるでしょう。
また、フレキシブルソーラーパネルは、輸送やインストールも容易です。
初期のフレキシブル基板の収益は、ロールツーロール(R2R)製造がもたらす見込みで、R2Rによって、低コストのディスプレイ、照明、RFIDなどの製造が可能となっています。
R2Rは、しばしば性能の低いデバイスを生産することがあるといった克服すべき大きな課題が残っていますが、ナノマーケッツでは、こういった問題はやがて解決され、R2Rフレキシブル基板市場は大きく拡大すると予想しています。
その一方で、フレキシブル基板に用いられる素材は変化していくでしょう。
当報告書では、処理温度が劇的に低下することで、PETのような低コストのポリマー基板の採用が進むと予測しています。
このためには、有機半導体が今まで以上に必要となります。さらに、もし、フレキシブルガラスが、硬質ガラスディスプレイと同じ技術で加工可能となれば、フレキシブルガラスも大きな市場に成長していくと、ナノマーケッツは推測しています。
さらに、紙やテキスタイルといった新しい種類のフレキシブル基板にも、ニッチ市場があります。
市場調査レポート: フレキシブル基板市場:2012年
Flexible Substrates Markets--2012
http://www.gii.co.jp/report/nan210189-flexible-substrates-markets-2012.html
出版日 2011年12月
発行: NanoMarkets
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